日経平均は174円安と続落、中国恒大の社債利払い報道で一時上げ転換も買い続かず=22日前場

 22日前場の日経平均株価は前日比174円29銭安の2万9665円42銭と続落。朝方は、売りが先行した。21日の米国株式は高安まちまちながら、中国不動産大手である中国恒大集団の債務不履行(デフォルト)懸念が根強く、日本時間22日朝方の時間外取引の米株価指数先物安も重しとなり、一時2万9573円88銭(前日比265円83銭安)まで下落した。その後、先物にまとまった買いが入り、いったん上げに転じ、2万9868円10銭(同28円39銭高)を付けた。「中国恒大集団が23日期限の社債利払い実施する」と報じられ、中国人民銀行が22日に短期金融市場への資金供給額を増やしたことも支えとなった。ただ、買いは続かず、一巡後は再度マイナス圏入りし、軟調に推移した。

 東証1部の出来高は6億3362万株、売買代金は1兆5122億円。騰落銘柄数は値上がり387銘柄、値下がり1724銘柄、変わらず76銘柄。

 市場からは「中国恒大の利払い報道に一時反応したが、23日期限後の利払いに対応できるかは不明だ。すでに米国株は調整局面入りし、日本株も買い戻し一巡で出遅れ感も消え、急伸の反動が出やすい状況だ」(銀行系証券)との声が聞かれた。

 業種別では、伊藤忠<8001.T>、丸紅<8002.T>、三井物<8031.T>などの卸売株が下落。ダイキン<6367.T>、日立建機<6305.T>などの機械株も安い。山パン<2212.T>、味の素<2802.T>などの食料品株や、近鉄エクス<9375.T>、住友倉<9303.T>などの倉庫運輸関連株も値を下げた。東急<9005.T>、名鉄<9048.T>などの陸運株も軟調。SUMCO<3436.T>、リンナイ<5947.T>などの金属製品株や、信越化<4063.T>、JSR<4185.T>などの化学株もさえない。日産自<7201.T>、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株も売られた。

 半面、三井不<8801.T>、東建物<8804.T>、住友不<8830.T>などの不動産株が堅調。川崎汽<9107.T>、郵船<9101.T>などの海運株も引き締まり、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株もしっかり。任天堂<7974.T>、アシックス<7936.T>などのその他製品株も買われた。

 個別では、ブラス<2424.T>、キャリアイン<6538.T>、クスリアオキ<3549.T>、TOW<4767.T>、石原産<4028.T>などの下げが目立った。半面、井筒屋<8260.T>がストップ高となり、オーケストラ<6533.T>、サカイオーベ<3408.T>、アイホン<6718.T>、ギフト<9279.T>などの上げも目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、27業種が下落した。

提供:モーニングスター社

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