日経平均は561円高と3日ぶり大幅反発、中国恒大の債務不安後退に米株高で買い優勢=24日前場

 24日前場の日経平均株価は前営業日比561円49銭高の3万0200円89銭と3営業日ぶりに大幅反発。朝方は、買い優勢で始まった。中国不動産大手、中国恒大集団の債務不安がひとまず後退し、23日の米国株式が大幅続伸した流れを受け、前場早々に3万0248円72銭(前営業日比609円32銭高)まで上昇した。戻り売りに上値が重くなり、3万0110円30銭(同470円90銭高)まで押し戻される場面もあったが、下値は限定的で、前引けにかけて高値圏でもみ合った。

 東証1部の出来高は7億2675万株、売買代金は1兆7799億円。騰落銘柄数は値上がり2064銘柄、値下がり90銘柄、変わらず32銘柄。

 東証業種別株価指数は全33業種が値上がり。業種別では、川崎汽<9107.T>、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>、乾汽船<9308.T>、明治海<9115.T>など海運株が軒並み高。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>、神戸鋼<5406.T>などの鉄鋼株も上昇。T&DHD<8795.T>、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>、りそなHD<8308.T>などの銀行株も高い。オリンパス<7733.T>、テルモ<4543.T>などの精密株や、ホンダ<7267.T>、トヨタ<7203.T>、日産自<7201.T>などの輸送用機器株も買われた。三井倉HD<9302.T>、三菱倉<9301.T>などの倉庫運輸関連株や、野村<8604.T>、大和証G<8601.T>、マネックスG<8698.T>などの証券商品先物株も堅調。

 個別では、サカイオーベ<3408.T>(監理)がストップ高カイ気配となり、国際紙パ商<9274.T>、古野電気<6814.T>、安永<7271.T>、旭ダイヤ<6140.T>などの上げが目立った。半面、OKK<6205.T>(監理)がストップ安ウリ気配となり、井筒屋<8260.T>、シンプレHD<4373.T>、サインポスト<3996.T>、LITALI<7366.T>などの下げが目立った。

提供:モーニングスター社

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