東芝、水溶液に含まれる成分や物質を抽出する濃縮技術で正浸透膜法向けの浸透圧物質の開発に成功

株式

2021/9/24 16:39

 東芝<6502.T>は22日、水溶液に含まれる成分や物質(有価物)を抽出する濃縮技術において、従来の濃縮方法に対して4分の1の消費エネルギーと、2.4倍の高濃縮率を両立する正浸透膜法向けの浸透圧物質の開発に成功したと発表した。

 従来の濃縮技術は蒸発や加圧といった処理が必要となり、濃縮には大量のエネルギーを要していたが、今回開発した技術は、濃縮対象の水溶液から浸透圧の原理を用いて水を自発的に取り除くことで、省エネルギーを実現する。また、開発した浸透圧物質は、濃縮処理後に水と容易に分離できるため、再利用が可能という。

 24日の終値は、前日比105円高の4910円。

提供:モーニングスター社

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