(再送)<特集>アフターコロナに備える(4)=クレジット決済増を予想、割り負け感に需給妙味も(差替)

株式

2021/9/24 17:28

 クレディセゾン<8253.T>に狙い目がある。アフターコロナをにらみ、リベンジ消費への期待感が指摘されるなか、コロナが落ち着けば、ショッピング・ニーズの高まりとともにクレジット決済も増えるとみられ、先行きプラス効果が予想される。

 むろん、足元の業績は堅調だ。22年3月期の連結業績予想(IFRS基準)では、純収益で2995億円(前期比6.0%増)、事業利益で520億円(同7.5%増)と2期連続の増益を見込む。第1四半期(21年4-6月)決算では、同利益187億8300万円(前年同期比16.5%増)を確保した経緯がある。カードの新規契約が底打ちし、ショッピングが底堅く推移。不動産関連事業は好調で、住宅ローン残高が増え、収益アップにつながっている。

 株価は、8月20日安値1179円を目先底に出直り足を描き、すでに25日・75日・200日の各移動平均線をクリアし、足元では日足一目均衡表の「雲」抜けをうかがっており、テクニカル好転の流れにある。投資尺度面では、PER5倍台、PBR約0.4倍の割り負け株でもある。

 ちなみに、10日申し込み現在の信用取引残高は買い残が107万株強、売り残が10万株強と完全な買い長状態。ただし、同日報告分の株券貸借週末残高によると、借り手のカラ売りポジションにつながる貸付残高が有担保分で377万株強に上っており、需給妙味もくすぶっている。

 訂正 記事中の売り長は買い長の誤りでした。訂正し、再送します。

提供:モーニングスター社

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