TDCソフトが急落、業績予想の上方修正と期末一括配当の増額も地合いの悪化に押される

株式

2021/9/29 11:06

 TDCソフト<4687.T>が3日続落し、基準値比101円安の1340円を付けている。28日引け後、22年3月期第2四半期(21年4-9月)と通期の連結業績予想の上方修正および、期末一括配当予想の増額を発表したが、欧米株安などによる地合いの悪化に押された。

 第2四半期業績予想で、売上高を135億円から146億円(前年同期比10.7%増)に、営業利益を11億円から15億円(同39.3%増)に増額。新型コロナウイルス感染症対策の徹底およびリモートワークの積極的な活用などで、同社事業への影響が限定的なものとなった。また、高付加価値SIサービスが計画を上回る進ちょくで高収益化できていることも寄与する。通期予想では、売上高を285億円から290億円(前期比6.3%増)に、営業利益を25億1000万円から27億5000万円(同16.6%増)に引き上げた。第2四半期までの業績推移に加え、足元での業績動向を織り込んだ。

 好調な業績動向を踏まえ、期末一括配当予想については、従来予想の24円から26円(前期実績24円)に増額するとした。

 午前11時5分時点の株価は、基準値比86円安の1355円。

提供:モーニングスター社

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