11日の東京外国為替市場見通し=ドル・円、112円台前半を軸にもみ合いか

為替

2021/10/11 8:26

ドル・円予想レンジ:1ドル=111円80銭-112円80銭

 11日の東京外国為替市場で、ドル・円は1ドル=112円台前半を軸にもみ合いとみる。米9月雇用統計で非農業部門雇用者数は市場予想を下回ったものの、失業率の改善や前月分の上方修正を受けてテーパリング(量的金融緩和の段階的縮小)が予定通り年内に開始されるとの見方が広がり、ドル・円は約2年半ぶりの水準までドル買い・円売りが進んだ。週明けの東京市場もこの流れを引き継ぐと考えられるが、追加の手掛かり材料が乏しいうえ、上値では利益確定目的のドル売りも予想される。上値が重かったNYダウを受けた日経平均株価の動向も注視したい。

<主な経済指標・イベント>

国内:9月工作機械受注額

北米:米債券市場が休場、世銀・IMF(国際通貨基金)年次総会(17日まで)

その他:台湾、韓国が休場

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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