日経平均は167円程度安、売り先行後の弱い展開が続く=12日寄り付き

 12日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前日比比167円程度安い2万8330円前後で推移する。午前9時18分には、同186円48銭安の2万8311円72銭を付けている。きのう11日に大幅に3日続伸していた反動や、現地11日の米国株式が続落したこともあり、売りが先行した。その後も、手じまい売りが出ているもようで、弱い展開となっているようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、11日の大阪取引所清算値比25円安の2万8475円だった。

 業種別では、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、NTT<9432.T>、KDDI<9433.T>などの情報通信株が下落。7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も安い。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株も軟調。アサヒ<2502.T>、キリンHD<2503.T>などの食料品株や、三井物産<8031.T>、住友商<8053.T>などの卸売株も下げている。

 個別では、コスモス薬<3349.T>、CRE<3458.T>、技研製<6289.T>、オークネット<3964.T>、アレンザHD<3546.T>などが下落。半面、東京機<6335.T>、一蔵<6186.T>、MSコンサル<6555.T>、ERIHD<6083.T>、エコス<7520.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=113円台の半ば(11日は1ドル=112円78-80銭)、1ユーロ=131円前後(同130円53-57銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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