<相場の読み筋>10月14日

2021/10/14 7:45

 13日の米国株式は、NYダウが前日比0.53ドル安の3万4377.81ドルと小幅に4日続落、ナスダック総合指数は同105.710ポイント高の1万4571.635ポイントと4日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億9481万株、ナスダック市場が50億4313万株だった。米9月CPI(消費者物価指数)は、エネルギー・食品を除くコア指数が前年同月比4.0%上昇し、市場予想平均と一致した。インフレへの警戒感が弱まる格好となり、米10年物国債の利回りがやや低下(価格は上昇)。相対的な割高感が後退しハイテク株が物色された。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アマゾン・ドットコム<AMZN>やアルファベット(グーグルの持ち株会社)<GOOG>、テスラ<TSLA>などが堅調で、同指数の上昇を支えた。

 14日の東京株式は、方向感に欠ける展開か。きのう13日の日経平均株価は、一時心理的なフシ目の2万8000円を割り込んだものの、押し目を拾う動きから持ち直す格好となった。ただ、積極的に買い進む動きは限られているもようで、もみ合い商状となりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=113円台の前半(13日は113円57-58銭)とやや円安方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=131円台の前半(同131円18-22銭)と小動き。13日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、天グループ<4755.T>、キーエンス<6861.T>、富士通<6702.T>などが、13日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、13日の大阪取引所清算値比55円高の2万8195円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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