<米国株情報>JPモルガン、第3四半期は貸倒引当金戻入で大幅増益

株式

2021/10/14 10:32

 金融大手JPモルガン・チェース<JPM>が13日朝に21年12月期第3四半期(7-9月)の決算を発表。一般企業の売上高に相当する経常収益は前年同期比1%増の296億4700万ドル、純利益は同24%増の116億8700万ドル、希薄化後の1株当たり利益(EPS)は同28%増の3.74ドルとなり、同EPSは市場予想を上回った。

 消費者金融サービス収益が同2.9%減の125億2000万ドルと落ち込んだ一方、機関投資家向けサービス収益は同7.4%増の124億ドルと堅調だった。このうち、投資銀行サービスは同45%増の30億ドル、株式市場関連サービスは同30%増の26億ドルと好調で、債券市場関連サービス(前年同期比20%減の37億ドル)の不振を補った。

 また、コロナ禍における景気悪化に備えて前年に貸倒引当金を計上していたが、景気回復を受けて21億ドルを戻し入れたことが利益を押し上げた。ただ、ジェームズ・ダイモンCEO(最高経営責任者)は今後の貸倒引当金の戻入は検討しないと慎重な姿勢を示した。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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