<特集>選挙後をにらみ政策関連(4)=クボタ―スマート農業関連の本命、業績良好で需給思惑も

株式

2021/10/15 16:49

 クボタ<6326.T>は長短両用で狙えそうだ。岸田内閣の金子原次郎農林水産大臣は、農業のデジタル化に意欲を示しており、ICT(情報通信技術)・ロボット技術を活用したスマート農業関連の本命として注目度は高い。同社は16年に直進キープ機能を内蔵した田植機、オートステアリング対応のトラクタをいち早く発売。18年には、アグリロボコンバインの投入により、トラクタ・田植機・コンバインの全3機種でGPS(全地球測位システム)搭載農機を製品化した実績があり、農機自動化による超省力化を推進している。

 足元の業績は良好だ。21年12月期の連結業績予想(IFRS)は上方修正済みで、売上高2兆1500億円(前期比16.0%増)、営業利益2600億円(同48.3%増)。これは、決算期変更前の15年3月期に記録した過去最高の営業利益2041億4500万円を塗り替える水準だ。農機、トラクタ、建機などの需要は強く、1ドル=108円の想定レートを踏まえると、円安メリットも加わり、一段の収益向上が期待される。

 株価は、5月10日に年初来高値2733円を付けた後、調整足に転じたが、日足一目均衡表上の「雲」下限では下げ止まりの動きを示し、先高期待を温存している。ちなみに、8日申し込み現在の信用取引残高では、買い残が89万株強、売り残が39万株強と買い長状態。ただし、同日報告分の株券等週末残高によると、借り手のカラ売りポジションにつながる貸付残高は有担保・無担保合計で4200万株近くに上っており、需給思惑も秘めている。

提供:モーニングスター社

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