来週の日本株の読み筋=戻り売りをこなしつつ足場固めの展開か

国内市況

株式

2021/10/15 17:01

 来週(18-22日)の東京株式市場は、戻り売りをこなしつつ、足場を固める展開が予想される。15日の日経平均株価は大幅続伸し、2万9068円(前日比517円高)引け。米主要企業の好決算や過度なインフレ懸念の後退を背景に14日の米国株式が上昇し、投資家心理が改善した。1ドル=114円台への円安加速で一段高の展開となり、ほぼ2週間ぶりに2万9000円台を回復した。同水準前後は累積出来高が多く需給の関門と考えられるが、海外投資家の動向次第では、売り物を吸収する可能性がある。

 東証の投資部門別売買動向(東名2市場の1、2部と新興市場の合計)によれば、外国人投資家は日経平均が直近の安値(2万7293円)を付けた10月4-8日の週に、日本株の現物を4653億円買い越した。買い越しは4週ぶりで、規模は約2年ぶりの大きさ。先物は同期間に4491億円売り越したものの、国内勢に先駆けて弱気スタンスから転じた様子がうかがえる。

 一方、日本企業の決算本格化へ向けて円安進行も意識される。インフレによる「悪い円安」という認識がある半面、海外子会社には機械的に換算益が膨らむ。また、ドル建てのアセットが目減りすることで、海外投資家はウエートを維持するために日本株を買い増す可能性もある。

 なお、スケジュール面では、国内で20日に9月貿易統計、22日に9月消費者物価が発表される。海外では18日に中国7-9月期GDP、中国9月小売売上高、中国9月工業生産、中国9月都市部固定資産投資、米9月鉱工業生産・設備稼働率、19日に米9月住宅着工件数、21日に米9月中古住宅販売件数などが予定されている。

提供:モーニングスター社

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