来週の東京外国為替市場見通し=11月FOMCでのテーパリング決定織り込み、ドル・円は上値試す展開か

国内市況

為替

2021/10/15 17:13

予想レンジ:1ドル=111円20銭-115円60銭

 11-15日のドル・円は上昇した。週初11日は、米国がコロンブス・デーで債券市場が休場となる中、岸田首相が金融所得課税見直しについて当面撤回の意向を示し、日経平均株価が大幅高となる展開を背景に、ドル・円は上伸し、18年12月以来の1ドル=113円台に乗せた。12日は米テーパリング(量的金融緩和の段階的縮小)観測が高まり、ドル買い・円売りが進んだ。13日、米9月CPI(消費者物価指数)が市場予想を上回り、ドル買いに振れる場面があったものの、好調な米30年債入札を受け米長期金利が低下すると、ドル・円は軟化した。14日、米9月PPI(生産者物価指数)が市場予想を下回ったものの、インフレへの過度な懸念が後退し、NYダウが反発。リスクオンムードがドル・円をサポートした。15日東京時間では、日経平均株価の大幅続伸を背景に、ドル・円は上値を試す展開となり、18年11月以来の114円台に乗せた。

 目先は15日の米9月小売売上高、週明けは米9月鉱工業生産、米9月住宅着工件数、ベージュブック(米地区連銀経済報告)、米9月中古住宅販売件数など米経済イベントが相次ぐ。市場では、11月FOMC(米連邦公開市場委員会)でのテーパリング決定を織り込み始めている。足元では複数のFRB(米連邦準備制度理事会)高官がテーパリングに着手することへの支持を表明しており、FOMCの討議資料となるベージュブックでは米経済成長鈍化からの脱却、物価の上昇基調などが指摘される可能性があり、11月FOMCでのテーパリング決定が一段と織り込まれそうだ。また、米経済指標が強い結果となれば、テーパリング後の利上げ開始時期を探る動きも強まるとみられる。

 ドル・円の下値メドは、25日移動平均線近辺の111円20銭。上値メドは、17年1月第3週の高値水準となる115円60銭とする。

提供:モーニングスター社

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