トヨタ、11月減産幅を「ポジティブ」に評価も――PTSなど値上がり

トヨタ自動車(7203)が15日に11月の世界生産台数を直近計画比で15%減らすと発表したことを受け、週明け18日は市場の反応に注目が集まる。SMBC日興証券はリポートで「内容はポジティブ」と指摘している。
東南アジアでの新型コロナウイルスの感染拡大と半導体不足による影響が尾を引き、同社は9、10月に続いて減産を余儀なくされる。11月は計画より最大15万台少ない85万~90万台を見通す。ただ、9月に下方修正した年間の生産計画(900万台)は維持した。
SMBC日興は同社の過去の11月世界生産台数が2019年は77万台、20年は83万台だったことに加え、今年9、10月がそれぞれ50万~60万台レベルとなったもようであることを踏まえ、生産正常化のメドが立ったと評価。一方、他の自動車メーカーの生産も同様に通常レベルに復帰すると期待するのは時期尚早だと分析している。
トヨタの株価は15日終値の1993.5円に対し、減産発表後のPTS(私設取引システム)取引で2000円に乗せている。また、同日のADR(米国預託証券)も円換算値で15日東京市場の終値と比べ値上がりした。
(写真:123RF)
関連記事
-
<相場の読み筋>10月18日
2021/10/18 7:45
前週末15日の米国株式は、NYダウが前日比382.20ドル高の3万5294.76ドルと続伸、ナスダック総合指数が同73.911ポイント高の1万4897.340ポイントと3日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億7997万株、ナスダック市場が54億1309万株だった。…続き
-
今後も成長が狙える再生可能エネルギー関連銘柄3選
現在「脱炭素社会」が世界経済を見通すうえでの一つの大きなキーワードとなっています。太陽光や風力、バイオといった再生可能エネルギー、EV(電気自動車)などがその典型です。さらにESG(環境・社会・企業統・・・…続き
-
【米国株動向】10月に購入を検討したいバイオテクノロジー上位2銘柄
バイオテクノロジー銘柄の株価は9月に大きく値下がりし、指標となるファンドのiSharesバイオテクノロジーETF<IBB>とSPDR S&PバイオテクノロジーETF<XBI>の株価は急落しました。値下・・・…続き
速報ニュース
-
<レーティング変更観測>新規・ブリヂス/住友ゴム格上げ、T&DHD格下げなど
4時間前
-
マーケット早耳情報=話題株の前場寄り前成り行き注文状況―INPEX、パナソニック、いすゞなど
4時間前
-
マーケット早耳情報=主な前場寄り前成り行き注文状況(2)郵船、ルネサス、みずほなど
4時間前
-
マーケット早耳情報=主な前場寄り前成り行き注文状況(1)トヨタ、三菱UFJ、ソフバンGなど
4時間前
-
4時間前
-
<新興国eye>タイ中銀、大方の予想に反し0.25ポイント引き上げ―インフレ上ブレリスクを警戒
4時間前
-
28日の東京外国為替市場見通し=ドル・円、149円台で神経質な展開か
4時間前
-
株式新聞プレミアム=<IPO>成友興業:首都圏で環境事業や建設事業を展開
4時間前
-
<きょうの材料と有力銘柄>「資産運用特区」候補に札幌・東京・大阪・福岡―DCなどご当地株マーク
4時間前
-
ペルセウス、シングルセル・クローニング技術を活用した新しい抗体研究支援サービスを開始
4時間前