<新興国eye>前週のブラジル株、米金融大手の好決算などを好感し、3週ぶり反発=BRICs市況

新興国

2021/10/18 11:36

 前週(11-15日)のブラジル株式市場は15日のボベスパ指数が前日比1.29%高の11万4648.0、週間ベースでは8日終値比1.61%高となり、3週ぶりに反発した。12日は「聖母の日」の祝日のため、休場だった。

 週明け11日の指数は5日ぶりに反落。利益確定売り優勢と展開となった。

 取引が再開された13日は反発。電力や郵政事業の民営化法案が年末までに承認されるほか、燃料税の引き下げも年内に承認される見通しが強まったことなどが、買い材料になった。

 14日は反落。利上げ懸念が相場上昇の足かせとなり、売り優勢となった。

 週末15日は反発。米国のゴールドマン・サックスやモルガンスタンレー、シティグループなどの金融大手の7-9月期決算が好調となったことや、不動産大手の中国恒大集団の債務問題による金融市場の混乱リスクが後退し、買い安心感が広がった。

 今週(18-22日)の株式市場は、国内外のデルタ株感染拡大の動向や、欧米やアジアの市場動向、原油・ガスなどの国際商品相場の動向、政治動向も注目される。主な経済指標の発表予定は22日の9月経常収支など。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、

 上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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