第一三共が一時急伸、新型コロナワクチン開発で11月から第2相臨床試験を開始

株式

2021/10/22 14:15

 第一三共<4568.T>が急伸し、一時円高の円を付けている。同社は21日、同社が開発中の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するmRNAワクチン「DS-5670」について、22年中の国内実用化を目指し、21年11月から第2相臨床試験を開始し、続けて21年度内の第3相臨床試験を予定していると発表、材料視された。

 第1/2相臨床試験では、「DS-5670」の安全性と免疫原性を評価し、推奨用量を検討することを目的とし21年2月に開始。安全性については、健康成人および健康高齢者142名において、2回目投与4週間後までに大きな問題は認めらなかったという。また、東京大学医科学研究所と共同で行っている非臨床研究において「DS-5670」が、これまでに流行したデルタ株を含む新型コロナウイルス変異株に対する中和活性を誘導することを示しているという。

 午後2時14分時点の株価は、前日比15.5円高の2749.5円。

提供:モーニングスター社

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