<相場の読み筋>10月26日

2021/10/26 7:45

 25日の米国株式は、NYダウが前週末比64.13ドル高の3万5741.15ドルと続伸、ナスダック総合指数が同136.506ポイント高の1万5226.706ポイントと反発して取引を終了。NYダウは、連日で終値ベースの史上最高値を更新した。出来高概算は、NY市場が8億551万株、ナスダック市場が54億2469万株だった。主要な投資指標の発表がないなか、決算期待が相場の上昇を支える格好となった。NYダウ採用銘柄では、ウォルトディズニー<DIS>やホーム・デポ<HD>、ウォルマート<WMT>などが、値上がり率の上位に入った。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数では、テスラ<TSLA>やエヌビディア<NVDA>、ネットフィリックス<NFLX>などが買われ、同指数の上昇を支えた。

 26日の東京株式は反発後、模様眺めムードか。きのう25日の日経平均株価は反落後、下げ渋る動きをみせていたことや、現地25日の米国株式市場で、NYダウが連日で終値ベースの史上最高値を更新し、ナスダック総合指数も反発したことから、買い戻しの動きが先行するとみられる。買い一巡後は、決算発表の本格化を控え、模様眺めムードが広がる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=113円台の半ば(25日は113円63-65銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=132円前後(同132円46-50銭)と円高方向に振れている。25日のADR(米国預託証券)は円換算値で、パナソニック<6752.T>、キーエンス<6861.T>、川重<7012.T>などが、25日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、25日の大阪取引所清算値比190円高の2万8810円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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