日経平均は303円程度安、株価指数先物に断続的な売りで下げ幅拡大場面も=28日寄り付き

 28日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前日比303円程度安い2万8974円前後で推移。午前9時12分には、同405円18銭安の2万8693円06銭を付けている。きのう27日は、取引終了にかけ下げ渋る動きとなったものの、現地27日の米国株式市場では、ナスダック総合指数が小幅ながら3日続伸したが、NYダウは4日ぶりに反落したことから、売りが先行。株価指数先物に断続的な売りが出たこともあり、下げ幅を拡大した。その後は、やや下げ渋る動きにあるもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、27日の大阪取引所清算値比360円安の2万8640円だった。

 業種別では、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が下落。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株も安い。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株も軟調。東電力HD<9501.T>、中部電力<9502.T>などの電気ガス株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も下げている。

 個別では、エムスリー<2413.T>、ファナック<6954.T>、正興電機<6653.T>、日立物流<9086.T>、太平洋工<7250.T>などが下落。半面、航空電子<6807.T>、スクリーン<7735.T>、SBテクノ<4726.T>、メタウォーター<9551.T>、バルカー<7995.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=113円台の後半(27日は1ドル=113円73-75銭)、1ユーロ=131円台の後半(同131円99銭-132円03銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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