<米国株情報>GM、第3四半期は市場予想上回るも株価は急落

株式

2021/10/28 10:37

 米自動車最大手ゼネラル・モーターズ<GM>は27日寄り付き前に21年12月期第3四半期(7-9月)の決算を発表した。売上高(金融部門含む)は前年同期比25%減の267億7900万ドル、純利益は同40%減の24億2000万ドルと減収減益だったが、希薄化後の調整後1株当たり利益(EPS)は1.52ドル(前年同期比46%減)となり、市場予想の1ドル弱を上回った。

 自動車向け半導体の供給不足で減産に追い込まれた。本業のもうけを示すEBIT(利払前・税引前利益)も調整後で同45%減の29億2200万ドルと大きく落ち込んだ。

 地域別の調整後EBITは、主力の北米事業が同51%減の21億2500万ドル、海外部門が2億2900万ドル(前年同期は1000万ドル)だった。傘下の自動運転車開発ベンチャーであるクルーズ・オートメーションの調整後EBITは2億8600万ドルの赤字(前年同期は2億400万ドルの赤字)だった。

 調整後フリーキャッシュフローは43億8500万ドルのマイナスとなり、9月末時点の手元資金は173億6500万ドルとなった。20年12月末時点は199億9200万ドルだった。

 通期業績については、調整後EBITを115億-135億ドル、調整後EPSを5.70-6.70ドルと予想した。

 第3四半期の決算は減収減益ながら市場予想を上回ったが、27日の株価は前日比5.42%安の54.26ドルと4営業日続落して取引を終え、約3週間ぶりに55ドルを割り込んだ。その後の夜間取引ではやや持ち直している。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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