28日の東京外国為替市場=ドル・円下押し、原油先物相場の上昇一服で円売り圧力後退

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2021/10/28 15:01

 28日の東京外国為替市場でドル・円は、1ドル=113円後半を中心に軟調な展開だったが、113円50銭近辺では底堅かった。

 朝方、1ドル=113円75銭近辺だったドル・円は、仲値決済に向けて国内輸入企業からのドル売り・円買いが入る展開となり、一時113円86銭まで上値を伸ばした。その後、米原油先物相場の上昇が一服し、原油高による日本の貿易赤字拡大との見方からくる円売り圧力が後退。ドル・円は113円台半ばまで下押しした。

 午前中開かれていた日銀金融政策決定会合は量的金融緩和の維持が決定されたものの、市場では織り込み済みで為替市場は反応薄。夕方の黒田日銀総裁の会見を前に様子見ムードが強まってきた。

 15時現在、113円57銭となっている。

提供:モーニングスター社

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