<相場の読み筋>11月4日

2021/11/4 7:45

 3日の米国株式は、NYダウが前日比104.95ドル高の3万6157.58ドルと5日続伸、ナスダック総合指数が同161.981ポイント高の1万5811.584ポイントと8日続伸して取引を終了。NYダウが4日連続、ナスダックは5日続けて史上最高値を更新した。出来高概算は、NY市場が9億829万株、ナスダック市場が50億9259万株だった。FRB(米連邦準備制度理事会)は同日、FOMC(米連邦公開市場委員会)で、11月中にテーパリング(量的緩和の縮小)を開始することを決定。テーパリングの開始が市場の想定通りだったことや、現状の政策金利を維持することも明らかとなり、過度な警戒感が後退した。NYダウ採用銘柄では、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス<WBA>やナイキ<NKE>、アムジェン<AMGN>などが、値上がり率の上位に入っている。

 4日の東京株式は反発後、堅調な展開か。日経平均株価は2日に反落したものの、下げ渋る動きをみせていたことから、買い優勢のスタートとなりそう。現地3日の米国株式市場ではFOMCを通過し、NYダウが4日連続で、ナスダックは5日続けて史上最高値を更新したことも追い風に、しっかりした動きとなりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=114円前後(2日は113円65-67銭)、ユーロ・円が1ユーロ=132円台の半ば(同131円94-98銭)と円安方向に振れている。3日のADR(米国預託証券)は円換算値で、エーザイ<4523.T>、ZHD<4689.T>、パナソニック<6752.T>などが、2日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、2日の大阪取引所清算値比205円高の2万9705円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ