<相場の読み筋>11月8日
2021/11/8 7:45
前週末5日の米国株式は、NYダウが前日比203.72ドル高の3万6327.95ドルと反発、ナスダック総合指数が同31.280ポイント高の1万5971.588ポイントと10日続伸して取引を終了。NYダウは2日ぶり、ナスダック総合指数は7日連続で、終値ベースの史上最高値を更新した。出来高概算は、NY市場が8億9792万株、ナスダック市場が53億1614万株だった。米10月雇用統計で、非農業分野の雇用者数が季節調整済みで前月比53万1000人増となり、市場予想平均の同45万人増を上回った。堅調な雇用情勢を好感し、買い優勢でスタートした。買い一巡後、利益確定売りに上値が重くなる場面がみられたものの、取引終了にかけて上げ幅を取り戻す格好となった。NYダウ採用銘柄では、ボーイング<BA>やビザ<V>、ウォルト・ディズニー<DIS>などが値上がり率の上位に入っている。
8日の東京株式は反発後、もみ合いか。前週末5日の日経平均株価は、下げ幅を縮小する動きをみせていたことや、現地5日の米国株式市場で、NYダウが2日ぶり、ナスダック総合指数が7日連続で終値ベースの史上最高値を更新したことから、買い優勢のスタートとなりそう。ただ、戻り待ちの売りで上値の重い展開となることも想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=113円台の前半(前週末5日は113円76-77銭)、ユーロ・円が1ユーロ=130円台の後半(同131円51-55銭)と円高方向に振れている。前週末5日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、パナソニック<6752.T>、TDK<6762.T>、アドバンテスト<6857.T>などが、同5日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、5日の大阪取引所清算値比85円高の2万9705円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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