<相場の読み筋>11月16日

2021/11/16 7:45

 15日の米国株式は、NYダウが前日比12.86ドル安の3万6087.45ドルと小幅に反落、ナスダック総合指数は同7.112ポイント安の1万5853.846ポイントと3日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億6424万株、ナスダック市場が47億7582万株だった。ドバイで開かれている航空見本市での受注が好調だったボーイング<BA>の急伸が支えとなり、NYダウは上昇して始まったが、インフレ警戒の高まりから長期金利が1.63%近辺に上昇、マイクロソフト<MSFT>などハイテク株への売りが重しとなった。ナスダック市場ではテスラ<TSLA>、エヌビディア<NVDA>などが下げた。

 16日の東京株式は、上値の重い展開か。米長期金利の上昇を背景に15日の米国株式市場で主要3指数が小反落し、重しとして意識されそうだ。きのう3連騰(合計670円02銭上昇)した反動で利益確定売りが出やすい面もあろう。ただし、米中首脳会談が米東部時間15日夜(日本時間16日午前)にオンライン形式で行われ、内容次第では相場に影響を与える可能性もある。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、15日の大阪取引所清算値比10円安の2万9720円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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