「富岳」関連に祝儀買い―4期連続世界1位に

株式

2021/11/16 12:01

 理化学研究所のスーパーコンピューター「富岳」が世界一の座を維持したことで、関連銘柄の一角に祝儀買いが向かった。フィックスターズ<3687.T>が前日比5.4%高の836円まで買われたほか、HPCシステムズ<6597.T>なども高い。

 半年ごとに計算速度などの性能を競う、世界のスパコンランキングが15日に発表された。富岳は4期連続の1位(4部門)を獲得。計算速度のほか、AI(人工知能)の学習能力やビッグデータの処理能力の領域でもトップとなった。

 Fスターズは富岳を使った大規模グラフの解析の共同研究で実績がある。富岳を活用したSaaS展開に乗り出すHPCシスも、16日は前日比5.1%高の3615円を付けた。このほか、冷却配管システムを手掛ける三桜工業<6584.T>が3日続伸。理研と富岳を共同開発した富士通<6702.T>も、安寄り後にプラス圏に浮上する場面があった。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ