いすゞが年初来高値、大和証は「2」継続、目標株価は2000円に引き上げ

株式

2021/11/16 16:00

 いすゞ自動車<7202.T>が反発、66円高の1693円まで買われ、連日の年初来高値更新。大和証券では15日付で、投資判断「2」(アウトパフォーム)を継続、目標株価は1700円から2000円に引き上げている。

 目標株価2000円は、23年3月期予想PER11倍弱の水準から算出されている。23年3月期に向け、単なる在庫補充のみならず、現地需要の回復や、LCV(ピックアップトラック)のモデルチェンジ効果も背景とした業績拡大が期待できるとコメント。期初からの株価は堅調だが、23年3月期を織り込む局面では、割安感も背景に、もう一段の株価見直しが進むと判断しているという。

 同証券では連結営業利益について、22年3月期1780億円(前期比85.9%増、会社側計画は1700億円)、23年3月期2200億円と試算。22年3月期は、会社側生産前提も慎重なことから、多少の上乗せが可能と考えたと指摘している。23年3月期は、CV(商用トラック)では旺盛な需要が続くと考え、販売台数は37万5000台(前期比2万6000台増)を予想している。

 16日の終値は、前日比21円高の1648円。

提供:モーニングスター社

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