<相場の読み筋>11月25日

2021/11/25 7:45

 24日の米国株式は、NYダウが前日比9.42ドル安の3万5804.38ドルと3日ぶりに反落、ナスダック総合指数は同70.088ポイント高の1万5845.226ポイントと3日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億5016万株、ナスダック市場が55億5892万株だった。米7-9月期GDP(国内総生産)改定値は、年率換算で前期比2.1%増と市場予想平均の同2.2%増に届かなかった。一方、週間の新規失業保険申請件数は19万9000件と、市場予想平均の26万件よりも良好だった。まちまちの経済指標が発表されるなか、翌25日に感謝祭の祝日を控えることから、積極的な動きは限られたもよう。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アップル<AAPL>やテスラ<TSLA>、エヌビディア<NVDA>などが堅調で、同指数の上昇を支えた。

 25日の東京株式は反発後、もみ合いか。日経平均株価は、きのう24日に3日ぶりに大幅反落した反動から、買い優勢のスタートとなりそう。ただ、手がかり材料に乏しいなか、戻り待ちの売りも控えているとみられ、上値を抑えられる格好となる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=115円台の半ば(24日は114円89-91銭)と円安方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の前半(同129円19-23銭)と小動き。24日のADR(米国預託証券)は円換算値で、パナソニック<6752.T>、キーエンス<6861.T>、ソフバンG<9984.T>などが、24日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、24日の大阪取引所清算値比90円高の2万9460円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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