日経平均は295円程度高、買い一巡後は売りを警戒か=30日寄り付き

 30日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前日比295円程度高い2万8579円前後で推移。午前9時3分には、同434円78銭高の2万8718円70銭を付けている。きのう29日に大幅続落した反動や、現地29日の欧米株式が反発した動きなどから、買い戻しの動きが先行した。買い一巡後は、戻り待ちの売りが警戒されているもようで、もみ合いとなっているもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所清算値比110円高の2万8330円だった。

 業種別では、日水<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株や、AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株が上昇。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株も高い。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株も堅調。クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も上げている。

 個別では、マネックスG<8698.T>、GDO<3319.T>、JTEC<3446.T>、トレックスS<6616.T>、恵和<4251.T>などが上昇。半面、ギフティ<4449.T>、ラクスル<4384.T>、ペプチドリーム<4587.T>、新日科学<2395.T>、JMDC<4483.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=113円台の後半(29日は1ドル=113円56-58銭)、1ユーロ=128円台の半ば(同127円91-95銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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