(再送)<米国株情報>シティがメルクの投資判断を引き下げ―新型コロナ経口薬の競争力に懸念

株式

2021/12/1 10:32

 金融大手シティグループ<C>の調査部門シティ・リサーチが医薬品大手メルク<MRK>の投資判断を「バイ」(買い)から「ニュートラル」(中立)に、向こう12カ月間の目標株価を105ドルから85ドルに、それぞれ引き下げた。

 治験中のHIV治療薬「イストラビル」の開発が今後3カ月以内に規制当局の懸念を理由で暗礁に乗り上げる可能性が高いことに加え、開発中の新型コロナウイルス感染者向け経口治療薬「モルヌピラビル(商品名はラゲブリオ)」の適用対象から妊婦が除外される可能性が高く、医薬品大手ファイザー<PFE>など他社との厳しい競争に直面する可能性を挙げている。新型コロナの経口治療薬は軽・中等症向けに感染症薬大手リッジバック・バイオセラピューティクスと共同開発し、10月11日にFDA(食品医薬品局)に緊急使用の認可を申請している。

 EU(欧州連合)の医薬品審査当局であるEMA(欧州医薬品庁)は11月19日、メルクの同治療薬について、「妊娠中や妊娠の可能性のある女性を除いて使用すべき」と、の意見書を発表している。

 メルクはモルヌピラビルの重症化リスクと死亡リスクの低減率を従来の48%から30%に引き下げており、この点についてもシティーは先行きに懸念を示している。

 一方、FDA(米食品医薬品局)の諮問委員会は11月30日、モルヌピラビルについて、利益がリスクを上回るとして使用を許可するように勧告した。

 メルクの株価はシティの評価を受け、11月29日に5.39%安の74.89ドルと急落したが、翌30日は0.03%高の74.91ドルとほぼ横ばい水準で日中の取引を終え、FDAの勧告などを材料に30日の夜間取引で2%近く上昇した。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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