日経平均は48円程度安、時間外取引で米株価指数先物が下落し戻り待ちの売りに押される=3日寄り付き

 3日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前日比48円程度安い2万7704円前後で推移。午前9時16分には、同149円29銭安の2万7604円08銭を付けている。朝方は、きのう2日に下落した反動や、現地2日の米国株式市場で、NYダウ・ナスダック総合指数が3日ぶりに反発した動きもあり、買いが先行した。ただ、時間外取引で米株価指数先物が下落していることから、買いの勢いが続かず、戻り待ちの売りに押されたもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、2日の大阪取引所清算値比145円高の2万7895円だった。

 業種別では、中部電力<9502.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、アステラス薬<4503.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株が下落。ヤマハ<7951.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、キーエンス<6861.T>、村田製<6981.T>などの電機株も安い。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、信越化<4063.T>、富士フイルム<4901.T>などの化学株も軟調。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、住友鉱<5713.T>、古河電工<5801.T>などの非鉄金属株も下げている。

 個別では、ファーマF<2929.T>、不二電機<6654.T>、コーエーテクモ<3635.T>、ペプチドリーム<4587.T>、スノーピーク<7816.T>などが下落。半面、オープンドア<3926.T>、ザッパラス<3770.T>、ジャムコ<7408.T>、中京銀行<8530.T>、ファマライズ<2796.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=113円前後(2日は1ドル=113円26-28銭)、1ユーロ=127円台の後半(同128円10-14銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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