<相場の読み筋>12月6日
2021/12/6 7:45
前週末3日の米国株式は、反落した。NYダウが前日比59.71ドル安の3万4580.08ドル、ナスダック総合指数が同295.848ポイント安の1万5085.472ポイントで取引を終了した。出来高概算は、NY市場が11億34万株、ナスダック市場が67億5208万株。米国でも新型コロナ変異株「オミクロン型」の感染者が複数確認され、同型の感染拡大が警戒された。リスク回避姿勢が強まったことや週末要因もあり、NYダウは一時、370ドルを超える下げをみせる場面もあった。米11月雇用統計は、非農業分野の雇用者数が前月比22万人増で、市場予想の同55万人増を大きく下回った。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、マイクロソフト<MSFT>やアップル<AAPL>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>が下落し、同指数の重しとなった。
6日の東京株式は反落後、もみ合いか。日経平均株価は、前週末3日に大幅反発した反動や、現地3日の欧米株式が下落した動きもあり、売り先行スタートとなりそう。手がかり材料に乏しいなか、新型コロナ変異株「オミクロン型」の世界的な流行懸念から、リスク回避姿勢が強まる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=112円台の後半(前週末3日は113円37-38銭)、ユーロ・円が1ユーロ=127円台の半ば(同128円03-07銭)と円高方向に振れていることから、輸出関連銘柄には、重しになるとみられる。前週末3日のADR(米国預託証券)は円換算値で、エーザイ<4523.T>、ソニーG<6758.T>、ソフバンG<9984.T>などが、同3日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同3日の大阪取引所清算値比280円安の2万7790円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
関連記事
-
週間展望:新型コロナ不安への感度鈍る、変異株解析でアク抜け探るか
日経平均予想レンジ――2万7200~2万8800円 今週は日経平均株価が11月30日に長い陰線を引く不安定な相場となり、東証マザーズ指数も3カ月半ぶりの安値を付けるなど厳しい状況が続いた。世界的な感染・・・…続き
-
株式新聞 12月3日のおすすめ
2021/12/3 17:30
今週は日経平均株価が11月30日に長い陰線を引く不安定な相場となり、東証マザーズ指数も3カ月半ぶりの安値を付けるなど厳しい状況が続いた。世界的な感染拡大が懸念される新型コロナウイルスの変異株「オミク・・・…続き
速報ニュース
-
225オプション・コール(期近・3月29日・権利行使価格4万1000円)
5時間前
-
225オプション・プット(期近・3月29日・権利行使価格4万円)
5時間前
-
5時間前
-
5時間前
-
お知らせ=「今晩のNY株の読み筋」はグッドフライデーで休場のため休みます
5時間前
-
来週の東京外国為替市場見通し=日米金利差に変化あるか、米3月雇用統計に焦点
6時間前
-
6時間前
-
6時間前
-
6時間前
-
6時間前