海底ケーブル関連に買い――「デジタル田園都市スーパーハイウェイ」刺激に

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岸田内閣

2021/12/7 11:32

 海底ケーブルの関連銘柄の一角が買い進まれた。岸田首相の打ち出した「デジタル田園都市スーパーハイウェイ」の構想が材料視された。電線大手の古河電気工業(5801)などが高い。

 同構想は6日に召集された臨時国会での首相の所信表明演説に盛り込まれた。海底ケーブルで日本を周回させて、陸上の5G網や大規模データセンターと組み合わせた高速大容量の通信インフラを3年程度で完成させる考えだ。米国でもバイデン政権が高速通信網の整備を推進している。

 この日の株式市場では、古河電工が一時前日比2.3%高の2339円まで買われたほか、同業の住友電気工業(5802)も3.0%高まで上昇。また、光通信部品のsantec(6777・JQ)や、温度センサーのサーミスタの大泉製作所(6618・M)、光ファイバーのトリケミカル研究所(4369)にも買いが波及している。

(写真:123RF)

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