米国株式市場:早期の利上げを警戒、NYダウ4日続落、ナスダックは5日ぶり反発

株式

2022/1/11 7:46

 10日の米国株式は、NYダウが前週末比162.79ドル安の3万6068.87ドルと4日続落、ナスダック総合指数は同6.926ポイント高の1万4942.828ポイントと5日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億705万株、ナスダック市場が53億658万株だった。

 前週末7日に発表された米12月の雇用統計で、非農業部門の雇用者数が前月比19万9000人増となり、市場予想平均の同40万人増を大幅に下回った。一方、失業率は3.9%と11月の4.2%から改善した。失業率が落ち着きをみせるなか、FRB(米連邦準備制度理事会)による早期の利上げが警戒され、NYダウは一時、590ドルを超える下げをみせる場面もあった。同指数の採用銘柄では、ナイキ<NKE>やボーイング<BA>、ビザ<V>などが、値下がり率の上位に入っている。

 シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末7日の大阪取引所清算値比265円安の2万8185円だった。

提供:モーニングスター社

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