<新興国eye>前週のロシアRTS指数、ウクライナ情勢や米国の対ロ制裁懸念で続落=BRICs市況

新興国

2022/1/17 9:57

 前週(10-14日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の14日終値が前日比2.05%安の1485.86、前週比では6日終値比3.84%安となり、続落した。

 週明け10日の指数は反発して始まり、12日まで3日続伸した。

 10日は、中央アジア・カザフスタンの市民暴動が沈静化し、カザフスタンのトカエフ大統領が国家の安全に対する脅威が回避されたと宣言したことを好感した。ただ、前の週末に急騰したブレント原油先物が1バレル=81.5ドルを割り込んだことや、米インフレ高進懸念が強まり、上値は重くなった。

 11日は、原油先物価格が82ドル台に回復したことや、欧州株式市場が堅調となり、ロシア市場でも買いが優勢となった。

 12日は、原油価格が84ドル台に急騰したことや、世界株高を受け、ロシア株も一段高となった。

 13日は大幅反落。前日のロシアと米国・NATO(北大西洋条約機構)とのウクライナ国境をめぐる安全保障協議が平行線となったことや、米政府がプーチン大統領を含めた新たな対ロ制裁を検討しているとの一部報道が嫌気され、指数は週明けからの上昇分を消した。

 週末14日は続落。ロシアのラブロフ外相が米国に対ロ制裁の自粛を求める一方で、対ロ制裁に対する報復措置を準備していることを受け、売りが一段と強まった。

 今週(17-21日)のロシア市場は引き続き、オミクロン株感染拡大や世界経済の動向、ウクライナ情勢、米国の新たな対ロ制裁、国内の景気対策、原油・ガス価格、ルーブル相場、主要企業ニュースなどが焦点となる。このほか、原油価格に影響を与える19日の米API(石油協会)週間石油在庫統計や20日の米EIA週間石油在庫統計も注目される。主な国内経済指標の発表予定は17日の11月貿易収支など。

<関連銘柄>

 RTS連動<1324.T>、iSエマジン<1582.T>、WTI原油<1671.T>、

 ガス<1689.T>、原油<1690.T>、野村原油<1699.T>、

 iエネルギー<2024.T>

提供:モーニングスター社

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