明日の日本株の読み筋=手控えムードか、米株市場休場で材料乏しく黒田日銀総裁の会見に関心も

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株式

2022/1/17 16:29

 あす18日の東京株式市場は、手控えムードか。現地17日の米国株式市場がキング牧師の誕生日で休場となり、手掛かり材料に乏しい。折しも、日銀の金融政策決定会合を控え、見極めたいとの空気も漂いやすい。現状の緩和政策を維持するとみられるが、前週末14日には「日本銀行が、物価目標が2%に達する前に利上げをすることが可能かどうか議論している」との観測報道が流れており、会合結果発表後の黒田日銀総裁の記者会見に関心を寄せる向きは多い。また、市場では「米決算が始まり、日本企業の決算も控えており、動きにくい」(中堅証券)との声も聞かれた。

 17日の日経平均株価は3営業日ぶりに大幅反発し、2万8333円(前週末比209円高)引け。前週末に大幅続落した反動から買いが先行した。前週末の米ハイテク株高を支えに半導体関連株などの上昇も寄与し、上げ幅は一時320円を超えた。買い一巡後は伸び悩み、その後持ち直したが、戻りは限定され、引けにかけてもみ合い商状となった。新規の手掛かり材料に乏しく、今晩の米国株式市場が休場となることもあり、様子見気分に傾いた。

提供:モーニングスター社

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