<新興国eye>ブラジル中銀週報:22年GDP見通しを0.29%増に上方修正

新興国

2022/1/18 10:59

 ブラジル中央銀行が17日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、中銀の22年実質GDP(国内総生産)見通しは前週予想の0.28%増から0.29%増に引き上げられた。1カ月前の予想は0.50%増だった。23年の見通しも1.70%増から1.75%増に引き上げられた。1カ月前の予想は1.85%増だった。

 IPCA(拡大消費者物価指数)で見た22年のインフレ見通しは前週予想の5.03%上昇から5.09%上昇に引き上げられた。1カ月前の予想は5.03%上昇だった。23年の見通しも3.36%上昇から3.40%上昇に引き上げられた。1カ月前の予想も3.40%上昇だった。

 22年末時点の政策金利見通しは前週予想の11.75%に据え置かれた。1カ月前は11.50%だった。23年末時点の見通しも8.00%に据え置かれた。据え置きは6週連続。次回2月1-2日会合時点の見通しも10.75%に据え置かれた。据え置きは8週連続となった。

 為替レートの見通しは、21年末時点の見通しが前週予想の5.60レアルに据え置かれた。据え置きは3週連続。1カ月前は5.57レアルだった。23年末時点の見通しは5.45レアルから5.46レアルに引き上げられた。引き上げは2週連続、1カ月前は5.40レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、

 上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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