明日の日本株の読み筋=不安定な値動きが続きそう

国内市況

株式

2022/1/20 16:20

 21日の東京株式市場は、不安定な値動きが続きそう。20日は、19日に大幅続落した反動や、押し目を拾う動きなどから買いが優勢となった。時間外取引での米株価指数先物の上昇に後押しされた面も強いとみられ、米国株や米金利の動向に左右されそう。また、21年3月期第3四半期(21年4-12月)決算発表の本格化を前に、手がかり材料難や週末要因から、手控えムードが広がることも想定される。市場では、落ち着きどころを探る状況が続きそうで、来週25-26日のFOMC(米連邦公開市場委員会)までは「荒い値動きとなることも予想される」(中堅証券)との声が聞かれた。

 20日の日経平均株価は、前日比305円70銭高の2万7772円93銭と3日ぶりに大幅反発して取引を終了。一時400円を超える上げ幅をみせる場面もみられたが、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好となった。通常取引終了後、東京証券取引所が発表した1月第2週(11-14日)投資部門別売買状況(現物株)によると、海外投資家は金額ベースで727億円の売り越しで、4週ぶりに売り越しとなった。

提供:モーニングスター社

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