日経平均は572円程度安、手がかり材料に乏しいなか弱い動きが続く=21日寄り付き

 21日午前9時23分すぎの日経平均株価は、前日比572円程度安い2万7200円前後で推移。午前9時22分には、同632円53銭安の2万7140円40銭を付けている。きのう20日に反発した反動や、現地20日の米国株式市場では、NYダウが5日、ナスダック総合指数も3日続落したことから、売りが先行。手がかり材料に乏しいなか、買い控えの動きもみられるもようで、弱い動きが続いている。為替市場で、円がドルやユーロに対して円高方向に振れていることから、輸出関連銘柄には重しとなっているようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、20日の大阪取引所清算値比270円安の2万7500円だった。

 業種別では、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が下落。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も安い。SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株や、AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株も軟調。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電機株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株も下げている。

 個別では、ミツウロコH<8131.T>、ローツェ<6323.T>、テノHD<7037.T>、シュッピン<3179.T>、ドリームI<4310.T>などが下落。半面、CDS<2169.T>、ディップ<2379.T>、空港施設<8864.T>、インソース<6200.T>、クワザワHD<8104.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時23分時点で、1ドル=113円台の後半(20日は1ドル=114円39-40銭)、1ユーロ=128円台の後半(同129円94-98銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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