来週の日本株の読み筋=不安材料山積み、下値支持線が機能するかに注目

国内市況

株式

2022/1/21 16:48

 来週(24-28日)の東京株式市場は、不安材料が山積みのなか、下値支持線が機能するかが注目される。21日の日経平均株価は急反落し、一時2万7129円に沈み、21年8月20日の昨年来安値2万7013円を視野に入れた。この日は売り一巡後に下げ渋り、昨年以降続くボックス下限割れを回避したが、この水準を下回るようだと調整色が一段と強まりかねない。

 インフレ加速に端を発する折からの米国の金融引き締め観測に、マーケット冷遇の色合いを強める岸田政権、さらには新型コロナウイルスの感染拡大に伴い広がる「まん延防止等重点措置」。ロシアとウクライナの緊迫状態も高まるなど、株価への悪材料は枚挙にいとまがない。

 もっとも、日経平均の昨夏以降の下落局面は、2万7000円前後で転換するパターンを繰り返している。この地盤が崩れるといよいよ厳しくなるものの、年金資金の出動も観測されやすい水準だ。目先最大の焦点となる25-26日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)を控え、週前半は動きづらいが、「FOMCでタカ派的な内容でなければ、いったん出尽くしになる」(国内投信)との見方も出ており、イベント通過後の出直りに期待する向きもある。

 スケジュール面では、国内で26日に1月17-18日開催の日銀金融政策決定会合の「主な意見」が発表される。海外ではFOMC以外で、25日に米11月S&PコアロジックCS住宅価格指数、IMF(国際通貨基金)世界経済見通し、26日にパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長会見、27日に米21年10-12月期GDP(国内総生産)速報、米12月耐久財受注などが予定されている。

 21日の日経平均株価は大幅反落し、2万7522円(前日比250円安)引け。朝方は、20日の米国株式市場で主要3指数が下落した流れを受け、広範囲に売りが先行した。円高・ドル安や時間外取引の米株価指数先物安も重しとなり、下げ幅は一時640円を超えた。一巡後にいったん下げ渋った後、再度軟化する場面もあったが、その後は持ち直し、終盤にかけて押し目買いや買い戻しに下げ渋りの流れとなった。市場では、「上値は買えないが、日経平均2万7000円台前半レベルでは値ごろ感から買いが入ってくる」(準大手証券)との声が聞かれた。

提供:モーニングスター社

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