<相場の読み筋>1月24日

2022/1/24 7:45

 前週末21日の米国株式は、NYダウが前日比450.02ドル安の3万4265.37ドルと6日続落、ナスダック総合指数が同385.098ポイント安の1万3768.922ポイントと4日続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が12億9172万株、ナスダック市場が57億4618万株だった。ネットフリックス<NFLX>が、20日の通常取引終了後に21年10-12月の決算を発表。22年1-3月の業績見通しで、有料会員数が伸び悩むとの見通しを示し、時間外取引で急落した。21年10-12月決算発表の本格化を控えることから、リスク回避姿勢が強まり主力ハイテク株を中心に下落した。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アマゾン・ドットコム<AMZN>やテスラ<TSLA>、メタ(旧フェイスブック)<FB>などが下落し、同指数の重しとなった。

 24日の東京株式は続落後、下値模索の展開か。前週末21日は下げ渋る動きをみせたものの、決算発表の本格化を控え手がかり材料に乏しいなか、現地21日の欧米株式が下落した動きを受け、売り先行スタートとなろう。ロシアとウクライナの緊張状態が続くなか、米国とロシアの外相会談では目立った進ちょくがみられず、不透明要因として意識されそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=113円台の半ば(前週末21日は113円86-87銭)とやや円高方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=128円台の後半(同128円98銭-129円02銭)と小動き。前週末21日のADR(米国預託証券)は円換算値で、楽天グループ<4755.T>、ソニーG<6758.T>、ファナック<6954.T>などが、同21日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比295円安の2万7225円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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