明日の日本株の読み筋=落ち着きどころを探る展開か

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2022/1/27 16:26

 28日の東京株式市場は、落ち着きどころを探る展開か。27日の日経平均株価は、時間外取引での米株価指数先物が下落し、現地27日の米国株の軟調展開を先取りする格好で下げ幅を拡大した。現地27日の米国株の反応次第で大きく相場展開が変わる可能性があるものの、買い手不在のなか、戻りも限られそう。市場では「大きい値幅が出たことから、日柄調整が必要になりそう」(中堅証券)との見方があった。また、「大幅な下落が続き、個人投資家の損失拡大で、投資意欲の悪化が警戒される」(他の中堅証券)との慎重な声も聞かれた。

 27日の日経平均株価は、前日比841円03銭安の2万6170円30銭と3日続落して取引を終了。下落率は3.11%となり、下落率が3%を超えるのは昨年6月21日の3.29%以来、7カ月ぶり。通常取引終了後、東京証券取引所が発表した1月第3週(17-21日)投資部門別売買状況(現物株)によると、海外投資家は金額ベースで3046億円の売り越しで、2週連続で売り越しとなった。

提供:モーニングスター社

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