<米国株情報>アマゾンは急伸、プライム会員費の引き上げを発表

米国株式

2022/2/4 10:12

 オンライン小売大手アマゾン・ドットコム<AMZN>が3日の夜間取引で、日中終値比14.24%高の3172.25ドルと急伸した。同日引け後に21年12月期第4四半期(10-12月)の決算と同時に、米国でのプライム会員費を引き上げると発表したことが好感されたもよう。

 年会費は119ドルから139ドル(約1万6000円)、月額では12.99ドルから14.99ドル(約1700円)に引き上げられる。変更は2月18日付で、既存会員は3月25日以降の更新から適用する。引き上げは18年以来4年ぶり。

 一方、決算は玉虫色。第4四半期の売上高は前年同期比9%増の1374億1200万ドルと市場予想をやや下回ったが、営業利益は同50%減の34億6000万ドル、純利益は同98%増の143億2300万ドル、希薄化後の1株当たり利益(EPS)は同97%増の27.75ドルとなり、EPSは市場予想の4ドル弱を大幅に上回った。主力のイーコマース事業が同1%減の660億7500万ドルにとどまるなど伸び悩んだが、AWS事業部門の売上高は同40%増の177億8000万ドルと堅調。また、投資先のEV(電気自動車)開発ベンチャーのリビアン・オートモーティブの株式評価益を計上したことが大幅増益につながった。

 22年12月期第1四半期(1-3月)の業績は、売上高を1120億-1170億ドル(前年同期比3-8%増)、営業利益を30億-60億ドル(同66%減-33%減)と予想したが、いずれも市場予想を下回った。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

(イメージ写真提供:123RF)

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