日経平均は767円高と大幅に4日続伸、買い一巡後は戻り待ちの売りなどで上げ幅縮小=17日前場

 17日前場の日経平均株価は、前日比767円88銭高の2万6529円89銭と大幅に4日続伸して取引を終えた。朝方から買いが先行し、午前9時58分には、同940円93銭高の2万6702円94銭と、きょうの高値を付ける場面もあった。買い一巡後は、時間外取引での米株価指数先物が下げに転じたことや、戻り待ちの売りに上値を抑えられ、上げ幅を縮小する格好となった。為替市場では、ドル・円が1ドル=118円70銭台(16日は118円37-38銭)で、足元ではもみ合い。東証1部の出来高は7億3945万株、売買代金は1兆8201億円。騰落銘柄数は値上がり1560銘柄、値下がり522銘柄、変わらず96銘柄だった。

 市場では「警戒されていたFOMC(米連邦公開市場委員会)を無難に通過したが、ウクライナ情勢の不透明感が残るなか、買い材料に乏しいことから、積極的には手がけづらい」(中堅証券)と慎重な声が聞かれた。

 業種別では、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株が上昇。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株が高い。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株も堅調。電通グループ<4324.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も上げている。東証業種別指数は33業種のうち、27業種が上昇、6業種が下落した。

 個別では、ギフティ<4449.T>、日ペイントH<4612.T>、三井松島HD<1518.T>、スノーピーク<7816.T>、ユーザーL<3984.T>などが上昇。半面、Sサイエンス<5721.T>、はるやまHD<7416.T>、T&Gニーズ<4331.T>、オープンドア<3926.T>、HIS<9603.T>などは下落している。

提供:モーニングスター社

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