日経平均は890円高と大幅に4日続伸、戻り待ちに上値を抑えられるも堅調推移=17日後場

 17日後場の日経平均株価は、前日比890円88銭高の2万6652円89銭と大幅に4日続伸して取引を終えた。終値で2万6000円を超えるのは、3日の2万6577円27銭以来、2週間ぶり。朝方から買い戻しとみられる動きが先行。午前9時58分には、同940円93銭高の2万6702円94銭と、きょうの高値を付けた。その後は、戻り待ちの売りの売りに上値を抑えられる場面もみられたが、総じて堅調に推移した。為替市場では、ドル・円が1ドル=118円80銭前後(16日は118円37-38銭)と、午後はもみ合いが続いた。東証1部の出来高は14億7419万株で、売買代金は3兆5544億円。騰落銘柄数は値上がり1872銘柄、値下がり250銘柄、変わらず58銘柄だった。

 市場では「日経平均株価のPERは12倍台にあり割高感はないものの、ウクライナ情勢を見通すのは困難で、ニュースヘッドラインに左右される場面が続きそう」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株が上昇。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株が高い。AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も堅調。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株も上げた。東証業種別指数は全33業種が上昇した。

 個別では、ギフティ<4449.T>、三井松島HD<1518.T>、ユーザーL<3984.T>、日ペイントH<4612.T>、スノーピーク<7816.T>などが上昇。半面、キャリアデ<2410.T>、HIS<9603.T>、はるやまHD<7416.T>、T&Gニーズ<4331.T>、オープンドア<3926.T>などは下落した。

(写真:123RF)

提供:モーニングスター社

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