<相場の読み筋>3月18日

2022/3/18 7:45

 17日の米国株式は、NYダウが前日比417.66ドル高の3万4480.76ドルと4日続伸、ナスダック総合指数が同178.228ポイント高の1万3614.781ポイントと3日続伸して取引を終了した。出来高概算は、NY市場が11億644万株、ナスダック市場が52億4608万株。16日に期限を迎えるロシア外貨建て国債の利払いが米ドルで行われたと報じられた。ロシアのデフォルト(債務不履行)懸念がやや後退し、幅広い銘柄が物色された。米労働省が発表した週間の新規失業保険申請件数は、季節調整済み21万4000件となり、市場予想平均22万件よりも良好だった。NYダウ採用銘柄では、ダウ(旧ダウ・デュポン)<DOW>やアメリカン・エキスプレス<AXP>、キャタピラー<CAT>などが、値上がり率の上位に入っている。

 18日の東京株式は、続伸後も堅調な展開か。朝方は、きのう17日に大幅に4日続伸した動きや、現地17日の米国株高を受け、買い優勢のスタートとなりそう。日経平均株価は、25日移動平均線(17日時点で2万6312円)を上抜いたことから、投資家心理の好転も期待される。ただ、直近で4日続伸し1490円強(約5.9%)の値上がりとなっていることや、21日が春分の日の祝日で3連休となることもあり、取引時間の後半には、ポジション調整の売りに押される場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=118円台の半ば(17日は118円66-68銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=131円台の半ば(同131円05-09銭)と円安方向に振れている。

 17日のADR(米国預託証券)は円換算値で、武田薬<4502.T>、ソニーG<6758.T>、オリンパス<7733.T>などが、17日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比35円高の2万6475円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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