日経平均は322円程度安、売り先行後は株価指数先物にまとまった買いで下げ渋り=24日寄り付き

 24日午前9時20分すぎの日経平均株価は、前日比322円程度安い2万7717円前後で推移。午前9時3分には、同361円24銭安の2万7678円92銭を付けている。きのう23日まで7日続伸し、2877円(約11.4%)の上昇となっていた反動や、現地23日の米国株式市場で、NYダウとナスダック総合指数がともに反落したことなどから、売りが先行した。その後、株価指数先物にややまとまった買いが入ったことをきっかけに、下げ渋る動きとなっているもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、23日の大阪取引所清算値比475円安の2万7385円だった。

 業種別では、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株が下落。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株も安い。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株も軟調。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、信越化<4063.T>、富士フイルム<4901.T>などの化学株も下げている。

 個別では、グローブライ<7990.T>、F&LC<3563.T>、ネクステージ<3186.T>、SREHD<2980.T>、ナイガイ<8013.T>などが下落。半面、Sサイエンス<5721.T>、ファイズHD<9325.T>、フィールズ<2767.T>、トリケミカル<4369.T>、大平金<5541.T>などは上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時20分時点で、1ドル=121円台の前半(23日は1ドル=121円06-07銭)、1ユーロ=133円台の半ば(同133円37-41銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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