25日の東京外国為替市場=日銀「指し値オペ」観測後退で、ドル・円急落

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2022/3/25 15:01

 25日の東京外国為替市場でドル・円は、日銀「指し値オペ」観測が後退し、持ち高調整のドル売り・円買いが進行する形で急落した。

 朝方、1ドル=122円40銭近辺だったドル・円は、日経平均株価が朝寄り高からマイナス転換する動きにツレて軟化し、122円を割り込んだ。また、国内長期金利の上昇を背景に日銀が固定利回りで無制限に国債を買い入れる「指し値オペ」を実施するとの観測強まっていた中で、オペ通知が出るとされる10時10分を過ぎても通知がなかったことから指し値オペ観測が後退。オペが実施されれば日米金利差拡大が一段と広がるとの見方が巻き戻される形でドル売り・円買い優勢となり、ドル・円は下値を探り、一時121円17銭まで大きく下押しした。

 わずか数時間で1円を超えるドル安・円高が進んだこともあり、その後はドルを買い戻す動きとなり、ドル・円はやや持ち直した。

 15時現在、121円70銭となっている。

提供:モーニングスター社

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