日経平均は150円程度高、買い先行後は戻り待ちの売りに押される格好=29日寄り付き

 29日午前9時22分すぎの日経平均株価は、前日比150円程度高い2万8094円前後で推移。午前9時1分には、同229円91銭高の2万8173円80銭を付けている。きのう28日は10日ぶりに反落したものの、きょうは3月決算銘柄の配当権利付の最終売買日にあたることから、権利取りの動きが先行したようだ。ただ、買い一巡後は、戻り待ちの売りが出ているもようで、上げ幅を縮小する格好となっている。現地28日の米国株式市場では、NYダウが3日続伸し、ナスダックも反発。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、28日の大阪取引所清算値比360円高の2万8010円だった。

 業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株が上昇。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も高い。島津製<7701.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、楽天グループ<4755.T>、リクルートHD<6098.T>などのサービス株も堅調。KDDI<9433.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株も上げている。

 個別では、ピアラ<7044.T>、LITALICO<7366.T>、あすか製薬H<4886.T>、エスプール<2471.T>、三井ハイ<6966.T>などが上昇。半面、石油資源<1662.T>、鎌倉新書<6184.T>、大阪チタ<5726.T>、ルネサンス<2378.T>、OCHIHD<3166.T>などは下落している。

 東京外国為替市場は午前9時22分時点で、1ドル=123円台の半ば(28日は1ドル=123円92-93銭)、1ユーロ=135円台の半ば(同135円71-75銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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