日経平均は121円程度安、売り一巡後は下げ渋る動きのもよう=31日寄り付き

 31日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前日比121円程度安い2万7905円前後で推移。午前9時5分には、同263円29銭安の2万7763円96銭を付けている。きのう30日の弱い動きが継続し、売りが先行。現地30日の米国株式市場では、NYダウが5日ぶり、ナスダックは3日ぶりに反落したことも重しとなった。売り一巡後は、押し目を拾う動きが出ているもようで、下げ渋る展開にあるようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、30日の大阪取引所清算値比240円安の2万7760円だった。

 業種別では、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株が下落。クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、楽天グループ<4755.T>、リクルートHD<6098.T>などのサービス株も安い。帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株や、AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株も軟調。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も下げている。

 個別では、マルマエ<6264.T>、ピアラ<7044.T>、スノーピーク<7816.T>、クスリアオキ<3549.T>、イントラスト<7191.T>などが下落。半面、日電波<6779.T>、ERIHD<6083.T>、大阪チタ<5726.T>、JDI<6740.T>、大真空<6962.T>などは上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=122円台の前半(30日は1ドル=121円86-88銭)、1ユーロ=136円台の半ば(同135円61-65銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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