日経平均は205円安と大幅続落、軟調展開で値下がり銘柄数は1700超に=31日後場
31日後場の日経平均株価は、前日比205円82銭安の2万7821円43銭と大幅続落して取引を終えた。朝方からきのうの弱い動きが継続し、現地30日に米国株が反落したことなどから、売りが先行。午前9時5分には、同263円29銭安の2万7763円96銭と、きょうの安値を付けた。その後、米政府が石油備蓄から数カ月にわたり日量100万バレルを放出することを検討していると報じられ、プラス転換する場面もみられた。ただ、買い進む動きは限られことや、時間の経過とともに戻り待ちの売り圧力が強まる格好となり、取引終了にかけて軟調な展開となった。東証1部の出来高は13億4043万株、売買代金は3兆2438億円。騰落銘柄数は値上がり396銘柄、値下がり1729銘柄、変わらず51銘柄だった。
市場では、年度末で見送りムードが強い中、あす4月1日には日銀短観(全国企業短期経済観測調査)の発表も控えることから、「短観の内容を確認してからでも遅くはないとの読みもあるようだ」(中堅証券)との声が聞かれた。
業種別では、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株が下落。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、東電力HD<9501.T>、中部電力<9502.T>などの電気ガス株も安い。バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、三菱倉<9301.T>、三井倉HD<9302.T>などの倉庫運輸株も軟調。クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株も下げた。東証業種別指数は33業種のうち、29業種が下落、4業種が上昇した。
個別では、マルマエ<6264.T>、MRO<3064.T>、スノーピーク<7816.T>、T&Gニーズ<4331.T>、寿スピリッツ<2222.T>などが下落。半面、ピアラ<7044.T>、ERIHD<6083.T>、スマトバリュ<9417.T>、LINK&M<2170.T>、日電波<6779.T>などは上昇した。
(写真:123RF)
提供:モーニングスター社
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