日経平均は22円程度安、買い先行後は戻り待ちの売りが優勢もよう=4日寄り付き

 4日午前9時27分すぎの日経平均株価は、前週末比22円程度安い2万7643円前後で推移。午前9時21分には、同64円58銭安の2万7601円40銭を付けている。朝方は、前週末1日まで3日続落していた反動や、現地1日の米国株式市場で、NYダウ、ナスダックともに3日ぶりに反発したこともあり、買いが先行した。ただ、戻り待ちの売りが優勢のもようで下げ転換。前週末終値が意識されるなか、軟調に推移している。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、1日の大阪取引所清算値比135円高の2万7795円だった。

 業種別では、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が下落。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も安い。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、三菱倉<9301.T>、三井倉HD<9302.T>などの倉庫運輸株も軟調。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も下げている。

 個別では、ピアラ<7044.T>、LinkU<4446.T>、マルマエ<6264.T>、クロスキャット<2307.T>、BEENOS<3328.T>などは下落。半面、JDI<6740.T>、サイバーL<3683.T>、JTEC<3446.T>、象印<7965.T>、MSOL<7033.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時27分時点で、1ドル=122円の前半(前週末1日は1ドル=122円63-64銭)、1ユーロ=135円台の前半(同135円53-57銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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