日経平均は204円程度安、株価指数先物に断続的な売りで下げ幅拡大=12日寄り付き

 12日午前9時27分すぎの日経平均株価は、前日比204円程度安い2万6617円前後で推移。午前9時24分には、同270円68銭安の2万6550円84銭を付けている。きのう11日に上値の重い動きだったことや、現地11日の米国株式市場で、NYダウが3日ぶりに反落し、ナスダック総合指数が続落したこともあり、売りが先行。現物株の寄り付き後、株価指数先物に断続的な売りが出たこともあり、下げ幅を拡大した。現地11日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、11日の大阪取引所清算値比90円安の2万6730円だった。

 業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、島津製<7701.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が下落。武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株も安い。東邦鉛<5707.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も軟調。バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、日本製鉄<5401.T>、神戸鋼<5406.T>などの鉄鋼株も下げている。

 個別では、ライク<2462.T>、ヒトコムHD<4433.T>、タマホーム<1419.T>、コスモス薬<3349.T>、参天薬<4536.T>などが下落。半面、ローツェ<6323.T>、アークランド<9842.T>、WDB<2475.T>、高島屋<8233.T>、トレファク<3093.T>などは上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時27分時点で、1ドル=125円台の前半(11日は1ドル=125円24-26銭)、1ユーロ=136円台の前半(同136円63-67銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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